128:宿題

 先生が国語の宿題を出して、「『あ』で始まる言葉を20個ノートに書いてきなさい」と言ったときは、いつも鈴木さんの家に数人で集まる。皆で『あ』の付く言葉を言い合ってノートに書く。自宅で一人で20個も考え出すのはたいへんだ。鈴木さんの家なら、誰も思い付かなくなった時点で鈴木さんの兄が本を見ながら助け船を出してくれる。その本は『あ』でも『い』でも、小野先生が気まぐれ(?)に決めるどの音節から始まる言葉でもお茶の子さいさい、すぐに見つけてくれるのだ。お兄さんが持っていた魔法の本は国語辞典だと後に分かった。

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